プロフィール

片倉もとこ（1937～2013）

奈良県生まれ。津田塾大学、東京大学大学院卒業。理学博士。文化人類学者。
津田塾大学、国立民族学博物館、中央大学各教授を歴任。国際日本文化研究センター所長を経て、同センターおよび国立民族学博物館、総合研究大学院大学の名誉教授を務めた。
サウジアラビアの沙漠で遊牧民と生活をともにしながら調査を重ね、さらに、エジプト、シリア、イラン、アラブ首長国連邦、イギリス、カナダ、アルゼンチンなど世界各地でフィールドワークを行う。
国土庁国土審議会文化と生活様式委員会委員長など多くの委員のほか、日本沙漠学会副会長、比較文明学会副会長、地中海学会副会長などを歴任。

主な受賞歴

アジア経済研究所開発途上国研究奨励賞、各務記念財団最優秀著書賞、大同生命地域研究奨励賞　エッソ研究賞、石油文化賞ほか多数受賞。

主な著書

『Bedouin Village』（東京大学出版会）『アラビア・ノート』（ちくま学芸文庫）『イスラームの日常世界』（岩波書店）『イスラームの世界観―「移動文化」を考える』（岩波現代文庫)『ゆとろぎ―イスラームのゆたかな時間』(岩波書店)『やすむ元気　もたない勇気―「ゆとろぎ」の思想に学ぶ生きる知恵』(祥伝社)『旅だちの記』（中央公論新社）その他多数。