水を運ぶ女性たち

 砂嵐のひどくないときには、日よけと砂よけ用のかぶりものを頭に巻きあげ、素顔をあらわにして夫やきょうだいの男たちと肩をならべ、「えんやこら、タッタッタアー」と、沙漠に響き渡る彼女たち独特のかけ声をはりあげて、井戸の水を汲みあげる。これを皮袋に入れて運ぶ。あるいは、タナカとよばれるあきかんに入れて、頭の上にひょいとのせ、しゃっきりとしたまっすぐな姿勢で、すたすたと運んでいく。

(『沙漠へ、のびやかに』15頁より)

この記述に関連した最新の現地調査による研究成果は『サウジアラビア、オアシスに生きる女性たちの50年』(河出書房新社、2019年)34-35頁「50年で一番変わったことは?」にあり

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