【ご案内】沙漠文化サロン第3回「映像で巡るアラビア半島」

沙漠文化サロン第3回のご案内です。
サロンでは、沙漠文化に関するテーマで、有識者の方からざっくばらんにお話をうかがいます。

今回は映像制作会社「海工房」主宰の門田 修(もんでん おさむ)さんをお迎えして、1977年からはじまったダウ船同乗からはじまるアラビア半島での旅行記 ―インド洋海域の中のアラブ(歴史)、アラビア半島の成り立ち(地理・地学)、ドバイの大開発(環境)などーを、ご自身の映像記録を流して振り返りながら、お話いただきます。

皆さまのご参加をお待ちしています。

日時  2024年6月29日(土)午後2:00~4:00

場所  片倉もとこ記念沙漠文化財団事務所
東京都港区赤坂7-6-52 ハイツ赤坂605号室
(東京メトロ千代田線「乃木坂駅」2番出口から徒歩7分、都営大江戸線 「六本木駅」から徒歩9分、銀座線「青山一丁目駅」から徒歩10分)

参加方法 ハイブリッド形式(対面&Zoom)

※直接会場にてご参加の場合、事務局メール宛 office(a)moko-f.com に ご連絡ください (aを@に変更してお送りください)。
人数に限りがあり、Zoomでのご参加をお願いする場合がございます。

※Zoomでのご参加申し込み先: https://forms.gle/NHyDfjeGZoJd41Gk6

参加費 無料

チラシ こちらからダウンロードください。

【ご案内】沙漠文化サロン第2回「向後元彦さんに聞く-沙漠のマングローブ植林と古生物学の旅」

沙漠文化サロン第2回のご案内です。

サロンでは、沙漠文化に関するテーマで、有識者の方からざっくばらんにお話をうかがいます。

講師  向後 元彦さん(マングローブ植林行動計画 相談役)

日時  2024年3月9日(土)午後2:00~4:00

場所  片倉もとこ記念沙漠文化財団事務所
東京都港区赤坂7-6-52 ハイツ赤坂605号室
(東京メトロ千代田線「乃木坂駅」2番出口から徒歩7分、都営大江戸線
「六本木駅」から徒歩9分、銀座線「青山一丁目駅」から徒歩10分)

参加方法 ハイブリッド形式(対面&Zoom)

※直接会場にてご参加の場合、事務局メール宛 office(a)moko-f.com  に
ご連絡ください(aを@に変更してお送りください)。
人数に限りがあり、Zoomでのご参加をお願いする場合がございます。
講演後、茶話会を予定しておりますので、お気軽にご参加ください。

※ZoomのURLは、下記チラシに掲載しています。

参加費 無料

チラシ こちらからダウンロードください。

【報告】沙漠文化サロン第1回

第1回沙漠文化サロンが2022年12月11日に当財団事務所において開催されました。

話題提供者は、植物学を専門とするアルジェリア、クバ高等師範大学のアブドゥルフマーン・ベンハリーファ(Abderahmane BENKHALIFA)氏です。

ベンハリーファ氏はご自身のサハラ・オアシスの出身でもあり、故・小堀巌(元国際連合大学上級学術顧問)によるオアシス研究の共同研究者を長らくつとめてきました。また、当財団代表理事の縄田浩志がリーダーをつとめた、総合地球環境学研究所研究プロジェクト「アラブ社会におけるなりわい生態系の研究-」(2008-2014)においても、重要な役割を果たしてきました。

発表のテーマは「アルジェリアにおけるナツメヤシの品種多様性-市場と地域住民による加工(Abundant date palm cultivars in Algeria : Marketing & Local transformation)」です。

まず、アルジェリア・サハラにおけるナツメヤシの栽培環境、特に乾燥地ならではの灌漑水源確保のための知恵、そしてナツメヤシの多様な栽培品種について説明をいただきました。ベンハリーファ氏が参加した研究グループによるナツメヤシの実(デーツ)の形態分類によると、アルジェリア国内で900以上の品種を同定することができました。その後の追跡調査によって、サハラ・オアシスの人々が、多数のナツメヤシ品種のうち104もの品種に対して市場価値があるものと考えていることが紹介されました。さらに乾燥果実、完熟果実の生食だけではなく、パウダー、エキス、ビネガー、菓子への利用など、付加価値をくわえる地域の人々の試みが豊富な写真とともに示されました。

当日、会場での対面参加は9人、ウェブによる参加が10人と小規模ながら充実したサロンとなりました。また、瀬尾氏と和菓子職人さんとのコラボによるナツメヤシの実(デーツ)を使用した和菓子も提供され、味覚においてもナツメヤシを理解することができたと感じました(理事 石山俊)。

アルジェリア産デーツの実とデーツ和菓子

講演するベンリーファ氏(右端)